DIXCELがFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSとの契約を延長

DIXCELがFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSとの契約を延長

ハイ・パフォーマンスのブレーキパッドやディスクのスペシャリストとして名高いDIXCELはFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSと、現在から2024年末までの3年の間、オフィシャル・パートナーシップ契約を再延長することに合意した。

日本のメーカーは、2年に及ぶ制限下の中断にもかかわらず、パン・コンチネンタル・シリーズの2017年キャンペーン発足以来、大きなサポーターであり続けてきた。世界規模でパンデミックの影響が緩和され始める中、SRO Motorsportsグループによるアジア・チャンピオンシップは5月20-22日のセパンから再び息を吹き返す。

2022年度の6ラウンドに及ぶスケジュールにはDIXCELの本拠地で開催される4イベントも含まれる。つまり、独自に存在し、新しく始まるJapan Cupの一連のレース・グループも構成する。

DIXCELとは、「減速」と「優秀さ」という掛け合わせた社名。それはハイレベルなモータースポーツでの競争からパフォーマンス・ロードカーの製品まで、自らが学んできた経験値を当てはめる企業としては完璧な説明となっている。

その先進的なブレーキング・テクノロージーは日本、およびアジアのモータースポーツにとって広く知られた存在となっているが、同社の製品はSuper GTやAsian Le Mansシリーズに留まらず、様々な場面で使用される。また、DIXCELの品質は国際的にも最もハイレベルでチームやメーカーに認められている。

井田雅彦、DJホールディングス 代表取締役/創業者:「弊社はSRO Motorsports Groupのアジア・プロジェクトの熱心なサポーターであり続けてきました。その上、ハイレベルなGTレーシングがこの(アジア)大陸に復活するまで忍耐強く待ち続け、これまでの関係性を維持し続けたいと考えてきました。Japan Cupが今年度のカレンダーに加わることで、弊社が我が国におけるマーケットにおける強い存在であり続けるためにはうれしい驚きでしたが、常にFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSが、この地方において足跡をより広げられる最高の機会と見ています。そういう意味でも、私自身もマレーシアにチャンピオンシップが戻ってきて、今年初めてインドネシアを訪れることになることを大きな喜びを感じます」

ベンジャミン・フラナソヴィチ、チャンピオンシップの共同ディレクター: 「SRO Motorsports Groupは、いくつものシリーズにかけて、長きに亘る合意をいくつも持っていますが、DIXCELほどに積極的なパートナーシップは考えられず、アジアでは一歩一歩、共に進んできた気がします。チャンピオンシップにとっても、このように高く評価され、そのブレーキ・テクノロジーのクォリティーでアジア中に知られている企業と一緒に仕事をすることは特権でありません。我々も、今後3年間をかけて強い関係性を築いていけることを楽しみにしています」

DIXCELのブランディングは2022年にレースに参加するGT3、GTC、GT4クラスの車両に表示される。

鈴鹿、富士、SUGO、岡山国際は、セパンのオープニング・ラウンドに続き、シーズン最終となるインドネシアの新しいMotoGPの会場であるマンダリカの前に入る。