EBM Giga Racingのデシルバとバンバーが、セパン開催のFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSの第2レースで勝利を飾る

22 May 2022

> Triple Eight JMRのMercedes-AMGとEBMの2台目のポルシェが表彰台に滑りこむ
> リザルト:レース2

本日、セパンで2度目の開催となるFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSでエイドリアン・デシルバとアール・バンバーが10秒のサクセス・ペナルティを乗り越え勝利をもぎとる。

EBM Giga Racingの2台のポルシェのうち、セティアワン・サントソとリード・ハーカーの911は2レース目で、アブ・イブラヒム王子とジャズマン・ジャファーによるTriple Eight JMRのMercedes-AMGにきれいに差をつけられ、ワンツー・フィニッシュを阻まれた。

土曜のレースに2位でフィニッシュしたことで、EBMの#11チームはマンダトリー・ピットストップで10秒間動けず。その間にTriple Eight JMRの#99 Mercedes-AMGや#8の911の争いとなり、前日に1位と3位でフィニッシュしたことでそれぞれ15秒と5秒のサクセス・ペナルティーが課された。

ポールポジションのバンバーと共に最前列に入ったジャファーだが、ターン1で4位に落ちた彼を最初に追いかけたのもその2台だった。

ところがファステスト・ラップを決めたバンバーのペースには誰も追いつけず、1/3ほどの距離ですでに10秒のリードをつけ、サクセス・ペナルティーのハードルを効果的に乗り越えた。

Mercedes AMGのバランスに苦戦しながら、まだハーカーとジャファーを押さえこんでいたレース1の勝者フォスターの努力にも助けられた。3人はピット・ウィンドーが25分で開くとバンバーを11.5秒差で追いかけたが、リード・グループは最低でも5周は走行を続けることにした。

課された15秒のおかげですぐにフォスターのコー・ドライバーであるジェフリー・イブラヒム王子は表彰台を賭けた争いから脱落したが、EBMの#8ポルシェとTriple Eight JMRの#888 Mercedes-AMGの間にあった5秒差のおかげで、ピット・サイクルの間にアブ・イブラヒムがサントソを飛び越える助けとなった。

ところが、双方ともバンバーが生み出した最初のアドバンテージをさらに強固にしたデシルバの10秒ほど後方にあった。イブラヒムのスピードと最後の10分で速度を緩めたデシルバのせいで、チェッカー・フラッグを受けた時には4.1秒まで縮まっていた。

2位に向けたサントソの最初のチャレンジはレースが進むに連れて勢いを失ったが、彼がハーカーと乗るポルシェは、それでも2度目の3位に入賞した。

後方では、蜜山祥吾と横溝直輝を擁するYogibo Racingのフェラーリが4位でフィニッシュし、後者は2レース目でジェフリ・イブラヒムとヤッサー・シャヒンの両方を抜いた。後者のシャヒンとコー・ドライバーのサンディ・ストゥヴィックは5位で終わると思われたが、ミニマム・ピットストップを下回ったことで課された32秒のポスト・レース・ペナルティーとなり、最終順位でAudi Sport Asia Team X WorksはTriple Eight JMRの後ろへ順位を落とした。

次は鈴鹿に戦いの場を移し、少なくとも24台の車が7月15-17日に3と4ラウンドを争う。またイベントは4回の週末に開催されるFanatec Japan Cupの一週目となる。