ファナテック・ジャパンカップの常連、2023年度の参戦確定

ファナテック・ジャパンカップの常連、2023年度の参戦確定

ファナテック・ジャパンカップ創設時のチームのうちの4チームである、Plus with BMW Team Studie、ポルシェセンター岡崎、ABSSAモータースポーツ、およびLMcorsaは、2シーズン目となる2023年に再び参戦します。

この4チームは、その他の数チームとともに、ファナックGTワールド・チャレンジ・アジア・パワード・バイAWSの当時としては新しい「選手権内の選手権」の屋台骨であり、パン・コンチネンタル・シリーズが日本唯一のGTカーのためのスプリントレースの場を確立した時でした。

世界的なパンデミックによりオーガナイザーが2020年及び2021年度シーズンを延期せざるを得なくなる前も、この4チーム全てがSROモータースポーツ・グループで参戦していました。

山口智英と荒聖治は、8レース中3つの表彰台を獲得したことにより昨年は総合6位、ファナテック・ジャパンカップで4 位を勝ち取った時と同じTeam Studie BMW M4 GT3を駆り再び参戦します。彼らの車両は今季、新しいカラーリングとなります。

山口と荒は、総合順位ではポルシェセンター岡崎の永井宏明と上村優太より順位が1つ上回りましたが、永井と上村の富士でのチームのクラス優勝もあり、ファナテック・ジャパンカップでは 1つ下回ってしまいました。しかし、永井と上村は菅生でレースに参戦できなかったことを考えると、彼らの最終的な順位はさらに印象的でした。

その永井と上村のチームは今や、ポルシェの最新の992仕様 911 GT3 Rを手にしており、富士、鈴鹿、もてぎ、および岡山で開催される日本での4大会の前後に行われるタイとマレーシアでのレースを含む、フルシーズンでのファナテックGTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイAWSへのエントリーを決意しました。

LMcorsaも2023 年の新しいマシンにアップグレードしました。チームは昨シーズン、フェラーリ488 GT3 を走らせていましたが、最新の 296 GT3に切り替えており、既存のプロアマデュオである中西慧と脇阪薫一が再びタッグを組みます。

そして今季はABSSA MotorsportのMcLaren 720S GT3という形で、更に多様性が増します。 チームは2019年度にはフルシーズンで参戦していましたが、今年は日本での4戦に集中します。

チーム代表の澤圭太は、2022年のファナテック・ジャパンカップの順位で5位に終わった後、再び ABSSAのドライバーペアの片方を担います。

「今年、ファナテック・ジャパンカップのグリッドに戻ることができてとても嬉しいです。」と澤。「シリーズが昨シーズンよりもさらに大きく、さらに良くなり、より高いレベルになることを期待しています。チームは現在、候補のペアドライバー数人と話をしており、近いうちに私のパートナーを発表したいと考えています。」

今年12回ある1時間レースのうちの初戦は、5月12~14日にチャーン・インターナショナルサーキットで開催されます。