GT3: Craft-Bamboo RacingのLiuとJuncadellaが岡山レース1で優勝!

GT3: Craft-Bamboo RacingのLiuとJuncadellaが岡山レース1で優勝!

> リザルト: レース1

Anthony LiuとCraft-Bambooは、岡山国際サーキットで本日開催されたレース1で勝利を収め、残すところ3戦でFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWSのランキング首位へと浮上しました。


Dani Juncadellaがチームメイトとしてドライブする #37のMercedes-AMGは、今シーズン3勝目を挙げ、タイトルを争う本日のポールシッター、Porscheの Vutthikorn InthraphuvasakとAlessio PicarielloのAAS Motorsport by Absolute Racingを抑え、勝利を掴みました。

TEAM 5ZIGENのHirobonと川端伸太朗は総合3位フィニッシュで表彰台を獲得し、今シーズンのFanatec Japan Cupで2勝目を挙げました。同選手権のランキング首位となる永井宏明と上村優太は、レース1にてPro-Amクラスのタイトルを獲得。Japan Cupの総合優勝者は明日のレース2で決定します。

Comet Racingの山﨑裕介と辻子依旦は、大蔵峰樹と濱口弘に次いで2位に入り、あと1戦を残してFanatec Japan Cup Amクラスのチャンピオンに輝きました。

Audi Sport Asia Team AbsoluteのSun JingzuとFranky ChengはFanatic China Cupランキングでのリードを広げました。Phantom Pro RacingのLing KangとCao Qiは、唯一のタイトルライバルであったR&B Racingが一周目でクラッシュによりリタイアしたことから、Silverクラスの優勝を飾りました。このクラッシュによりバリアに大きなダメージがあり、長時間におよぶ赤旗中断がありました。


Liuは開始直後、Inthraphuvasakを1コーナーでオーバーテイクすることによって自らの勝利を呼び寄せました。続くHirobonも同選手を抜き去り、Yuan Boのアクシデントによりセーフティーカーが導入されました。

レース時間を50分ほど残した時点でセーフティーカーに続く状況が2周続き、首位からLiu、Hirobon、 Inthraphuvasak、 Lu Wei、 永井、 Andrew Haryanto、Ibrahimと続きました。しかし、Andrew Macphersonが1コーナーでクラッシュし、今度はフルコースイエローが掲示され、再びレースが中断しました。


その後、グリーンフラッグが振られたタイミングが、レース開始から35分後に始まったピットウィンドウオープンと重なりました。このドライバー交代のタイミングを完璧に捉えたのがポールポジションからスタートしたInthraphuvasakのAbsolute Racingでした。上位勢の中では唯一、真っ先にピットインを果たしたチームで、Picarielloを1周多く走らせたことで、5ZIGENのアンダーカットに成功。3位から2位へとポジションを上げました。

Mercedes-AMGのスタードライバーであるJuncadellaはピットストップ後、前方に誰もいない状況でレースに復帰。スティントの序盤ではより温まったタイヤで攻めてた走りを見せていたPicarielloにプレッシャーをかけられる展開となるも、しっかりと後続を抑えていました。最終的に両車は1.6秒差でチェッカーフラッグを受けることとなりました。


川端は上位2台に追いつくことこそできなかったものの、3位を好走。Hirobonと5ZIGENと共に今シーズン2度目の総合表彰台を獲得しました。


その後方では、タイトル争いをかけているTriple Eight JMRのPrince Abu Bakar Ibrahimは9位スタートから順調に順位を上げて4位フィニッシュ。Luca Stolzの代役として、今週末参戦しているチームメイトのMikael Grenierは特に自身のスティントで速さを見せました。それでもレース終盤には、後方のAudi Sport Asia Team Absolute RacingのJames Yuに大きくプレッシャーをかけられる展開となりました。


その両車に続いたのは16番手からスタートしたCarGuy RacingのFerrariを駆るKei Cozzolinoと木村武史でした。

HUBAUTO with GTOペアのBrian Leeと安岡秀徒は自己ベストフィニッシュの7位。続くPorsche Center Okazakiの永井宏明と上村優太は好調な走りを見せFanatec Japan Cup優勝が期待されていましたが、D’stationの快進撃により、タイトル決定は明日のレース2まで延期される形となりました。

星野敏はオープニングラップで31位スタートから16位まで順位を上げたものの、フルコースイエローのリミッターがすぐに解除できなかったことによって前方から遅れを取ることに。藤井誠暢が15位まで順位を上げたことで、Fanatec Japan Cupで5位に入る計算となり、D’Stationはタイトル争いに残る状況となりました。


さらに後方では、Climax RacingのHu YugiとBian HaoのペアがAmクラス優勝を飾りました。

レース2は日曜日11:20 JSTからスタートします。SRO GT World YouTubeチャンネルおよび、J Sportsにてご視聴ください。