GT4: 加納と織戸がFanatec Japan Cupチャンピオンに輝く

GT4: 加納と織戸がFanatec Japan Cupチャンピオンに輝く

> YZ Racing with BMW M Team Studie がレース1での悲劇から一転勝利へ
> リザルト: レース2

加納政樹とマックス織戸は岡山国際サーキットで開催されたGT4 レース2で勝利。今シーズン6勝目を飾り、2023 Fanatec Japan Cupのドライバーズチャンピオンに輝きました。

YZ Racing with BMW M Team Studieは、前日のレース1でのチャンピオン獲得に大きな期待が寄せられていました。しかし、チェッカーフラッグ直前でまさかの燃料切れが発生し、優勝を逃す結果となりました。

レース2でも前日同様に大きなリードを築き、前日予期せぬ優勝を果たした2位のTGR IndonesiaのHaridarma Manoppoと野中誠太に44秒差を付けてチェッカーを受けました。

D’station RacingのAston Martinは3位表彰台を獲得したと同時に、Amクラス優勝を飾りました。ドライバー交代後、前方のToyotaとは1周2秒差で距離を縮め、最後は星野辰也が最終ラップでAkiland Racingの大山正芳へのオーバーテイクを決めました。

加納と織戸のFanatec Japan Cupタイトル獲得を阻止することができたのはCheckshop Caymania Racingの大塚直彦と小林翔のみでしたが、5位フィニッシュとポイント獲得可能なチームの中で4位のポイント数では、その差を縮めることができませんでした。

大塚と小林はまだ計算上はGT4のFanatec GT World Challenge Asia Powered by AWS総合チャンピオンを獲得することは可能ですが、9月22-24日で開催されるセパンの最終戦に同チームが参戦するか否かに委ねられています。

Akilandのトヨタがポールポジションからスタート。阪口良平が最初のスティントを担当しましたが、オープニングラップで野中の先行を許してしまいました。その後、TGR IndonesiaのSupraがピットストップまで首位を維持しましたが、15秒のサクセスペナルティーがあったため、ドライバー交代後にManoppoが順位を下げました。

織戸は5番手スタートとなりましたが、ピットストップまでに順位を2つ上げて3位を好走。レース1でTGR IndonesiaやAkilandのように上位でフィニッシュしなかったことから、サクセスペナルティーを気にすることなく、交代後の加納が首位に浮上しました。

その後方では、ピットストップ後、CometのMercedes-AMGが2台のトヨタ勢の前でレースに復帰しましたが、まもなくManoppoと大山にオーバーテイクされました。大山は最終ラップ、快走していた星野から3位を守り切ることはできませんでした。