> 2018 Porsche Juniorの上村優太がPro/Amクルーとして新たに加入
> ARN Racingは他の日本チームに先駆けて2019年のエントリーを表明
ARN Racingのエントリー表明により、2019年へ向けた新型Porsche 911 GT3 Rでの来シーズンBlancpain GT World Challenge Asiaへの参加が決定。
日本の同チームはこれまで2シーズンをFerrari 488 GT3で走ってきた。2018年のフルタイム参加に至るまで、当初は1レース単位の参加だったものの、今年初めのPorscheのローンチを機に転向を決断。フル・チェンジした911 GT3 Rは、2019年に初めてのカスタマー・ラインでの参加となる。
イタリアからドイツ車への転向を機に、ドライバー・ラインアップも変更された。カレーラ・カップ・ジャパンの卒業生で2017/18のPorsche Juniorでもある23才の上村優太は、2018年はARNとして6度のイベントに参戦してきたが、チーム・オーナーでアマチュア・ドライバーの永井宏明とのタッグで最初の4ラウンドに参加する。韓国ラウンド以降は、永井とは兄弟でブロンズ・グレード・ドライバーでもある永井秀貴が上村と組むことで、Super GTの日程と重なって出走できず、上海のフィナーレで宏明が戻るまでの穴を埋める。
ARNは、SROのヨーロッパとアメリカのスプリント・レーシング・プラットフォームとしてリブランディングされたBlancpain GT World Challenge Asiaの来シーズンのプログラムへの参加を表明した最初のチームとなったが、クリスマス前には多くのGT3とGT4チームが、これまでBlancpain GT Series Asiaとして知られてきたこのチャンピオンシップへの参加プランを発表すると予想される。
永井宏明、ARNチーム・オーナー&ドライバー: 「Blancpain GT World Challenge Asiaの2度目のフル・シーズンとして、ARN Racingは2019 Porche 911 GT3 Rへスイッチします。若く野心的な新しいペア・ドライバーの上村優太と共に、チームはアジアのスキルと経験値を備えたドライバーたちに挑戦し、競争することを楽しみにします」
アレクサンドル・ジボー、Porsche Motorsport Asia Pacificのトップ:「ARN Racingが全く新しいPorsche 911 GT3 Rで、2019 Blancpain GT World Challenge Asiaのキャンペーンで走ることに大きな喜びを覚えます。またPorsche Japan Juniorの上村優太がシリーズ参加へステップアップすることもひとつの楽しみであり、シーズンを通して彼の進化を見届けたいと思います。車のパフォーマンスには自信を持っており、チャンピオンシップが4月に始動する際に、実際に新モデルが走る姿を目にできることを楽しみにしています。
2019年の Blancpain GT World Challenge Asiaのオープニング・ラウンドはマレーシアのセパンで4月6、7日の日程で開催されます。