> リザルト: レース1
Haridarma Manoppoと野中誠太は岡山国際サーキットで開催された、SRO Motorsports Groupにとって初開催となるアジア圏でのGT4単独レースを、劇的な形で優勝しました。
ポールポジションから独走し、33秒という大幅なリードを築いていたYZ Racing with BMW M Team Studie。後半のスティントでステアリング握っていたマックス織戸は、最終ラップの最終コーナー手前で一気に減速し、チェッカーを受けるタイミングをずらして、レース時間と周回数の調整を行っているかのように見えました。
しかし、2位に続いていたスープラが最終コーナー立ち上がった時点で、速度を回復するどころか、ストレート上で停止していた50号車を見て、初めて車両に問題があることが発覚。マシンを降りて後ろから押し、フィニッシュラインを越えようとした織戸でしたが、その時点で順位は6位にまで落ちていました。
BMWの独走の結果、Checkshop Caymania Racingの小林翔と大塚直彦はFanatec Japan Cup のチャンピオン争いから脱落したかのように見えていましたが、日曜日のレース2を残して50号車と13ポイント差となっています。
本来であれば、BMWにとっては180度違った結果になるはずでした。ポールポジションから全ラップを首位で独走し、15秒のサクセスペナルティー分も含め、後続を引き離していました。
その後方では、序盤には2番手からスタートしたD’stationのAston MartinとTGR Indonesiaによる激しい表彰台争いが繰り広げられていました。。Manoppoは星野辰也をオープニングラップでオーバーテイクしたものの、レース序盤の20分間、守り続ける展開となりました。結果的に、ピットストップの直前に、VantageがSupraを抜き返し、ポジションがリセットされました。
最大級のサクセスペナルティーを受けたTGR Indonesiaにとっては、表彰台獲得のチャンスが遠のいたかのように見えていました。彼らの後方では、星野とペアを組む浜健二を抜き去ったAkilandの阪口が着々と迫ってきていました。
ドライバー交代後、野中のSupraはAston Martinを抜き去り、3位に浮上。その後、Akilandがピットレーン内の速度違反により、ドライブスルーペナルティーを受けたことから、自動的に2位へと繰り上がりました。そして、最終的にその2位は、最終ラップのストレートにて、劇的な形で1位となりました。
Aston Martinがペナルティーを受けたことにより、阪口は2位に上がり、CREF Motor Sportの新型McLaren Arturaはアジアデビューで3位表彰台獲得となりました。
GT4クラスのFanatic Japan Cupチャンピオン決定戦であるレース2は日曜日14:30 JSTからスタートします。SRO GT World YouTubeチャンネルにおける生中継および、J Sportsのデジタルプラットフォームにてご視聴ください。